初めて美容師からアイリストへ転職活動を行う際、何を準備すれば良いのか、どうやって求人を探せば良いのか、また、アイリストの資格をとった方が良いのか、分からないことがたくさんあると思います。新卒のときの就職活動と中途で行う転職活動は勝手が違います。初めての転職活動は失敗して当然と思う方もいるかもしれませんが、下手をすると間違った覚え方をしてしまい、アイリストとしての仕事が困難になることもあります。今回は【初めての転職は失敗する？】アイリスト未経験が陥る3つの罠。についてご紹介したいと思います。
その１、「マニュアルがない」という罠。
アイリストにとっての「技術力」というのは単にまつ毛エクステを付けるというスキル以外に、提案力や問題解決能力も問われます。そういったスキルは 「俗人化しやすい無形なもの」という捉え方か一般的です。しかしながら会社は誰でも同じスピード・質で取り組めるようにしないと利益は残りません。そこで必要となるのが、業務の手順やルールを明確に示した「マニュアル」なのです。しかし、「マニュアルを作る時間がない」「マニュアルを作ったとしても見てもらえるか分からない」と悩み、マニュアルを作らないままスタッフのマネジメントをしているサロンも多いのが現状です。「どうせ使わないから必要ない」と軽視されがちなマニュアルですが、マニュアルがないことにより以下の問題が発生する可能性があります。
新人教育や引継ぎに時間がかかる
マニュアルがなければ、新人教育や引継ぎに時間がかかってしまいます。初めて業務に取りかかる人は、マニュアルを参照することで業務の全体像や手順を学習できます。つまり、マニュアルがない場合に新入社員などが業務を習得するには上司に何度も質問したり、ほかのアイリストの施術を観察したりしなければなりません。以上のように教育や引継ぎに時間がかかることにより、店長や先輩は本来の業務に時間を割けなくなり、スタッフは業務の習得に時間がかかってしまうのです。
業務を標準化できない
マニュアルがない会社では業務を標準化できません。マニュアルがなければ業務の進め方が共有されないため、業務スピードにばらつきが出ます。また、業務の到達レベルや評価基準が示されていなければ、業務の質が個人に委ねられてしまいます。つまり、社員が「最適な業務の手順」と「求められる業務クオリティ」を理解できない状態で仕事をしており、会社にとって効率的な方法ではないと言えるのです。
その2、「技術力不足」の状態での入客させられるという罠。
美容師からアイリストを目指するために、レッスンや研修制度は必要不可欠です。
しかし、サロンによってはスキルを磨く時間を十分に取れないところや制度が用意されていないところも多く見られます。
成長できるカリキュラムが整っていないサロンだと、いつまでたってもアイリストになれない可能性もあるでしょう。
また、アイリストデビュー後は、ミスをしたら取り返しのつかない施術も担当することになります。
レッスンや指導が少ないアイラッシュサロンの場合は、技術不足や不適切な接客でお客様からのクレームにつながってしまうことも。
技術の向上は自分に自信を持って働き続ける上で大切なのです。
その3、「条件が違う」という罠。
給料や休日などの労働条件が、働く前に認識していた内容と違うサロンも中にはあるようです。
例）
・条件に給料20万円と記載されていたのにも関わらず、アイリストデビューの試験に合格するまでの期間は17万円になる
・週休2日と聞いていたが、はじめの3ヶ月は週に1日しか休みがない…など
実際に働いてからしかわからないような、求人内容とのギャップがあることは珍しくありません。
特に初めて転職をされる美容師さんは、条件の違いに戸惑うことがよくあります。
最初にサロンからの説明があり、納得の上なら良いですが、説明を十分にしないサロンもあるため注意が必要です。
まとめ
はじめに、転職活動をするにあたって転職エージェントや美容系求人サイトを利用される方も多いのではないでしょうか。新卒で行った就職活動の方法を思い出して自己流で行った場合、効率が悪かったり、失敗したりということも考えられます。転職活動のプロである転職エージェントは、確かに初めて転職活動する方のサポート実績も豊富です。転職に関するノウハウがつまっているため、転職エージェントを上手に活用するという選択肢もあります。しかしながら、転職エージェントもサロン紹介のプロであって、雇用環境やカリキュラムの内容まで関与していないのが現状です。
環境のいいサロンは、全体の雰囲気が明るい居心地の良いサロンになり、お客様もスタッフも自然と集まります。
自分にあったサロンで働くためには、実際に働いている方に話を聞いたり、美容業界に特化した求人サイトへ相談されることをおすすめします。
ジョブサーチでは、理想のアイリストにジョブチェンジするお手伝いをしております。
美容業界の特徴を熟知した担当者がお話をうかがいますので、まずはお気軽にご相談下さいませ。
