美容業界でも最も注目されている仕事が、目元を華やかにするプロフェッショナルであるアイリストです。お客様の目元やまつ毛の状態に合わせて直接施術をおこなうため、確かな技術はもちろん、まつ毛の構造、アレルギー、衛生対策、目元のケアなど専門知識に精通していることが必要です。
そんなアイリストを目指す際に、必ず取得しておかなければならない資格があります。ここでは、アイリストに必要な資格や学習方法などについて詳しく解説していきます。
アイリストとは
アイリストとは、まつエクやまつ毛パーマの施術をおこなうプロです。まつ毛エクステンション(まつエク)や、まつ毛パーマで、目元の印象をくっきりと華やかにしたいというお客様の要望に応えます。
日本では、まつ毛エクステンションの施術を行うことができるのは、美容師免許を持つ者に限られる。 この施術をする者を「まつげエクステ技術者」や「アイリスト」、「アイデザイナー」等と呼ぶ。 まつ毛エクステンションは韓国のつけまつげ工場にて余った人工まつげを再利用したのをきっかけとして1980年頃に誕生した。 Wikipediaより引用
まつエクのはじまりは、1980年代なのでアイリストの歴史はそこまで長いものではありません。時代の流れによって、つけまつ毛をつけることから直接まつ毛に施術をおこなうスタイルへと変わっています。
アイリストに必要な資格とは?
アイリストを目指す場合、必要な資格はあるのでしょうか。ここでは、アイリストに必要な資格について詳しくご紹介していきます。
アイリストになるには美容師免許が必要!
アイリストとして、まつエクやまつ毛パーマの施術をおこなうためには、美容師免許が必要となります。ただし、理容師免許は無効となるためご注意ください。すでに美容師免許を取得している場合には、経験の有る無しに関わらずアイリストとして働く事ができます。また、美容師免許があればよいので、美容師からアイリストへ転職するといったことも可能です。
そのほかにあると便利な資格
アイリストとして働く際に美容師免許は必須ですが、そのほかに持っていると役立つ資格を解説します。
まつ毛エクステンション技能検定試験
日本アイリスト協会は衛生管理士資格講習も実施しており、衛生面や安全面に重きを置いている団体です。この試験に合格するとディプロマのほか、顔写真入りのライセンスカードを受け取れます。ベーシック、スタンダード、プロフェッショナルの3段階の資格です。スタンダードではサロンワークに必要な毛髪学、衛生学、まつ毛の構造などについての知識、安全に施術するための技術を問います。プロフェッショナルでは、上級者向けのハイレベルな問題を問われるのが特徴です。
一般社団法人日本アイリスト協会
プロアイリスト検定
日本まつ毛エクステ協会が認定する検定です。この検定では、正確な知識、技術を問う3級、技術の質を問う2級、サロンワークのスペシャリストレベルの知識や技術を問う1級にわかれています。
NEA日本まつげエクステ協会
最短でアイリストになるには
アイリストになるためには、どのような進路の選択肢があるのでしょうか。ここでは、最短でアイリストになるための進路についてご紹介します。
美容師免許取得済みの人は最短でアイリストに転職できる
すでに美容免許を取得している人、または美容師として働いている人や働いていた人はすぐにでもアイリストとして転職することが可能です。ジョブサーチではアイリスト未経験でも安心して働けるよう技術面でもサロン紹介の面でもサポートいたします。まずは一度ご相談ください!
まずは美容専門学校に通う
まつ毛エクステの装着は、目元の施術となるため専門的な知識がないと怪我をさせてしまう危険性があります。そのため現在アイリストになるには「美容師免許」の取得が必須です。一般的に美容学校へ通い美容師免許を取得するのが良いでしょう。
美容師免許を取得する
以前まで、アイリストの仕事は資格がなくても就くことができました。しかし、アイリストの仕事が普及しはじめてからは施術でのトラブルが増加したため、安全面を考慮し、2008年から美容師免許の資格が必要になりました。
アイリスト専門学校で学ぶ
美容師免許をすでに保有している場合や取得できた場合、アイリストに特化した専門学校やスクールに通うと、より専門的な知識や技術を習得できます。実際に道具を使った技術練習やサロンワークを想定した授業など、より実践的に学ぶことが可能です。正しい知識と正確な技術の習得は、実際に就職した際の自信にも繋がります。
美容師免許を取得しても、未経験で研修体制が整っていないサロンに就職すると苦労することもあるでしょう。そのような状況でも専門学校で身につけた技術は大いに役立ちます。専門学校によって修業年限やコース、過程はさまざまですが、アイリスト専門の学校を卒業していると、就職や転職の際にもアピールポイントとなります。
通信講座で学ぶ
アイリストを目指す方法はスクールに通うだけではなく、通信講座を受ける選択肢もあります。ここでは、通信講座ではどのようなメリットがあるのかを確認しておきましょう。
ライフスタイルを軸に学習ができる
通学の場合は、時間割が定められており教室で授業を受ける場合がほとんどです。しかし通信講座の場合、教材やインターネットの環境が整っていれば、個人のライフスタイルに合わせた学習ができます。また出産や子育てを機に美容業界の現場を一時的に離れている場合や転職を考えている場合にも始めやすく自分のペースで学習ができるのが魅力です。
スクールよりも学費が安く済む場合も
通信講座では教材費などの費用がメインです。学校側の人件費やキャンパスの維持費、初年度の納入金、光熱費などを加味する必要がないため、通学よりも学費が安くなる傾向にあります。そのため、できるだけ安い方法で学習を進めたい人におすすめです。
最後に:アイリストには美容師免許が必要!
アイリストの国家資格はないものの、美容師免許が必須となります。そのため、免許を持っていない人は、まず取得するところから目指すようにしましょう。
免許を取得したら、アイリスト専門のスクールや通信講座で、より専門的な知識やスキルを身につけることで、お客様に自信を持って接客や施術を提供できます。最短でアイリストを目指したい人は、美容師免許取得後にアイラッシュサロンに就職するための活動を開始しましょう。アイリスト未経験で技術や接客が心配な人は一度ジョブサーチにご相談ください。